「〇〇課税部門の全体研修か~。幹部が前に座ってるし、後ろの目立たないとこに座っとこ~」
「お、今日は監察官が来て予防講話か。まぁDVDに出てくるような非行はしないし、一番後ろで聞いとくか~」
…ってお前ら。
マジで危機感持ったほうがいい。
若手が最前列に座らないでどこに座る?後ろ?なぜ?何のために?いや、教えて?
最前列に座らない=リスペクトが足りてない
まず、最前列に座らない理由を考えよう。
「幹部が前にいるから」
「なんか目立つし」
「別にどこ座っても同じでしょ?」
こんなこと考えてるなら、国税職員としてのセンスが致命的にズレている。
なぜなら、研修をやってくれる幹部や監察官は「忙しい中、わざわざ時間を割いて」お前らに話をしに来てくれている。後ろの目立たない席で腕組んで聞いてるって、完全に「聞いてやってる」スタンスじゃん。
国税の職場で「聞いてやってる」精神でやっていけるほど甘くはない。
「お前のために時間を使っている人に対するリスペクト」
これは最低限のマナーであり、組織の中で生きるための基本だ。
税務調査では逃げ腰なくせに、研修ではなぜ逃げる?
予防講話の監察官が話す内容って、大体「こういう非行がありました」って話だ。
「いやいや、自分はDVDに出てくるようなことしないし」
そう思ってるかもしれないが、別にその内容が重要なんじゃない。
問題は「わざわざ時間をかけて話しに来てくれた人に対して、どんな態度を取るか」だ。
お前ら税務調査行くとき、納税者に「面倒くせぇな~」って態度取られたらムカつくでしょ?でも、監察官が来たとき、お前らは「面倒くせぇな~」って態度で聞いてるんだよ。
この矛盾、どう説明する?
調査に来る側と来られる側で、態度が変わるのは単なる逃げ腰。後ろの席で「まぁ俺は関係ないし」とか思ってる時点で、職員としての成長を自ら止めてるんだよ。
「意味あるの?」とか言うな。まずやってみろ。
「いやでも最前列に座ることに、そんなに意味ある?」
って思ったやつ、いるよな?
そういうやつに言いたい。「意味があるかどうか」なんて考えなくていいから、とりあえず座れ。
意味があることしかやらないって、人生の選択肢を狭めるだけ。
最前列に座るメリット。これ、完全に得しかない。
ここで、最前列に座るメリットをはっきり言っておく。
- 幹部に顔を覚えられる
→ 「若手のあいつ、毎回ちゃんと前で聞いてるな」と思われる。評価は積み重ね。 - 上司の顔を立てる
→ 幹部がいる場で、自分の部下が最前列に座ってるのって、担当統括官からしたら気分悪くないんだよ。「ウチの若手、ちゃんとやってますよ」って無言のアピールになる。 - 後ろのことは気にしなくていい
→ 「うわ、後ろで誰が何してるんだろ…」なんて気にする必要なし。前に座れば、目の前の話に集中できる。 - 「やる気がある風」の演技力が身につく
→ 今は「そんな気ない」って思ってても、社会人は「そう思ってるフリ」をしないといけない場面が山ほどある。最前列で真剣に聞くのは、その訓練だと思え。
俺はどうしていたか?
ちなみに、俺は若手のころ 10分前に最前列の真ん中に座って待機 していた。
「俺はここ座ってるけど、お前らはどうすんの?」
このスタンスだった。結果、担当統括官は なぜか嬉しそうだった。
最前列に部下が座っているって、上司にとっては悪くない気分なんだよ。むしろ幹部に対する「この若手、ちゃんとしてるな」という無言のアピールになる。
お前ら、自分の一時の「なんか後ろのほうが落ち着くな…」っていう快・不快に囚われて、本質を見失ってないか?
で、お前らどうする?
「意味あるかわかんないし、別に後ろでいいや」
って思うなら、それでもいい。だが、その姿勢でこの先の職場人生、本当に大丈夫か?
今後、研修や講話があるたびに思い出せ。
「お前、最前列座らなくていいの?」
最前列の真ん中、10分前に確保しろ。
もう一度言う。
「お前、マジで危機感持ったほうがいい。」
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