健康の土台は、睡眠、運動、食事。この三本柱をしっかり整えれば、心身ともに健やかに過ごせるはず——そう思っていました。
私自身、平均7時間の睡眠を確保し、また、大会前のピーキング中なので週4でパワーリフティングのトレーニングを調整しながらこなし、食事もPFCバランスを意識。お酒もここ1か月飲んでいないという、我ながら健康優良児な生活を送っています。なのに、なぜか怠い。朝、起き抜けからどことなく身体が重く、日中もシャキッとしない。こんな経験、ありませんか?
健康的な生活を送っているのに、たまに訪れる謎の怠さ。この原因と対処法について、私なりの考えをまとめてみました。
怠さの原因は何か?
まず考えられるのが、血糖値の乱高下です。食事のバランスが取れていても、GI値の高い食事(つまり、白米やパン、甘いものなど血糖値を急激に上げる食品)を摂ると、血糖値が急上昇した後に急降下し、それが怠さの原因になることがあります。血糖値が急激に下がると、脳がエネルギー不足と勘違いし、集中力の低下や眠気、倦怠感を引き起こすのです。
また、筋トレをしている人なら「超回復」の過程で疲労感を感じることもあります。トレーニングによって筋繊維がダメージを受け、その修復が進んでいる最中は、身体が重く感じることも。つまり、調子が悪いのではなく、むしろ身体が回復しようとしている証拠とも言えます。
そして、意外と見落としがちなのが「メンタルの影響」。仕事、家庭、趣味、筋トレ——どれかが停滞していると、それだけで気分が落ち込み、身体も怠く感じることがあります。逆に、すべてが絶好調である必要はなく、どれかひとつでも順調なら、それだけで十分。そう考えるだけで、身体の重さが軽くなることもあるのです。
どう対処するか
1. 食事を見直す
GI値の高い食品を避け、血糖値の安定を意識すると、怠さを軽減できることがあります。具体的には、
- 白米を玄米や雑穀米に変える
- パンよりオートミールを選ぶ
- 甘いものはナッツやヨーグルトで代用する
- タンパク質や脂質も適度に摂り、血糖値の急変動を抑える
これだけでも、日中の倦怠感が改善されるかもしれません。
2. 運動はむしろやったほうがいい
「今日は怠いからジム休もうかな…」と思うこともありますが、これが大きな落とし穴。むしろ、身体が重いときこそ軽めの運動をするのが効果的です。
実際、私も「今日はちょっとキツいな…」という日ほどジムに行き、スクワットを1セットやるだけでも気分がスッキリすることが多いです。1セットだけのつもりが作業興奮でしっかり目にやって帰る日がほとんどです。もちろん無理は禁物ですが、「とりあえずジムに行く」「軽めのメニューをこなす」と決めるだけでも、意外と身体が目覚めるような気がしています。
3. 夜のルーティンで疲労回復を促す
怠さを翌日に持ち越さないために、お風呂上がりのケアを大切にしています。私のおすすめは、
- フォームローラーで背中や脚をコロコロほぐす
- マッサージガンで肩をマッサージする
- ストレッチをして、身体の緊張をほぐす
これをすると、今の季節は体温がじんわり下がってくるので、ちょうどいいタイミングで眠気が襲ってきます。その流れに逆らわず、さっとベッドに入る。すると、翌朝スカッと起きることができます。
まとめないけど、ひとこと
健康的な生活をしていても、どうしても怠いときはあります。でも、そういう日は「何か一つでも順調ならよし」と考え、無理のない範囲で運動やケアを取り入れると、案外スッと怠さが抜けることもあります。
怠い日があるのは当たり前で、今日の怠さは、明日には消えているかもしれません。なので、あまり深く考えず、淡々と健康的な習慣を続けていこうと思います。
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