国税職員

国税職員

【第10回】国税職員時代を振り返る – 庁併任と調査審理課3年目

調査審理課に戻って2年目を終え、気がつけば3年目に突入していました。総務係の時代も含めれば、通算で調査審理課歴はすでに3年。いつの間にか調査審理課の空気に馴染んできたような気がします。この年は、係長も調査官もほとんどメンバーが変わらず、ある...
国税職員

【第9回】国税職員時代を振り返る – 調査審理課ふたたび、心の荒波

私はまたしても調査審理課に戻ってくることになりました。最初の調査審理課配属は2年前、総務係としての勤務でした。その後、調査第3部調査第26部門で内担を経験し、再び調査審理課へ。いわば“ただいま”という状態です。同じ課とはいえ、当時からメンバ...
国税職員

【第8回】国税職員時代を振り返る – 金融部門の内担でやんちゃな1年

入庁して7年目。ブログタイトルに「やんちゃ」と自分で書くことにはいささか抵抗があるものの、そんな1年だったのは事実かもしれません。私はこの年、希望していた金融部門――調査第26部門へ異動となりました。配属先は、外に出る調査担当ではなく、内部...
国税職員

【第7回】国税職員時代を振り返る – 局総務と内閣法制局出向

入庁して6年目、私は初めて署ではなく局へ異動となりました。行き先は東京国税局の調査第一部調査審理課です。もっとも、いきなりゴリゴリの審理業務を任されるわけではなく、課内の総務担当という立場でスタートしました。総務担当という局の洗礼署でも総務...
国税職員

【第6回】国税職員時代を振り返る – 法人審理で成長を実感した1年

入庁して5年目。専科研修を終えて初めての異動は、振り出し署から隣接する郊外の署でした。23区に隣接する中規模の署で、通勤経路もほぼ変わらず。地理的な変化は少なかったのですが、仕事の内容は大きく変わりました。法人調査を希望していた私に下ったの...
国税職員

【第5回】国税職員時代を振り返る – ちな専科研修は楽しかった

入庁して4年目。法人調査も3年目に突入し、徐々に仕事にも慣れてきたタイミングで、私の期は専科研修の受講年を迎えることになりました。専科39期~専科51期まではこの4年目での受講が通例で、それ以前、たとえば専科38期までは3年目に受講していた...
国税職員

【第4回】国税職員時代を振り返る – 調査の型が見えてきた法人調査2年目

法人課税部門に配属されて2年目。職員としては3年目の夏を迎えていました。新事務年度、私は前事務年度と同じ部門に留任となりました。異動の引継ぎ作業もなく、少しだけ人事異動のざわめきを他人事のように眺めていた記憶があります。とはいえ、同じ部門と...
国税職員

【第3回】国税職員時代を振り返る – 初めての法人課税部門

前回は、管理運営部門の1年目を振り返りました。今回はその続き、7月に異動となり、いよいよ調査畑である法人課税部門に配属されたときの話です。異動の夏、同期の明暗課税系統への異動先が告げられたのは7月初頭。ちょうど夏の蒸し暑さが本格化する頃でし...
国税職員

【第2回】国税職員時代を振り返る – 管理運営部門の混沌と再構築の1年

前回は、入庁から基礎研修までを振り返りました。今回は、管理運営部門での実務に入っていきます。私が最初に配属されたのは、東京23区内の某税務署でした。都心部のせいか、やたらと忙しいという噂が事前に広まっており、心の準備はしていたのですが、実際...
国税職員

【第1回】国税職員時代を振り返る – 入庁と基礎研修の春

私が国税職員になったのは、16年3か月前の春のことでした。国税専門官試験に最終合格し、卒論も提出し終えて、卒業旅行など最後のモラトリアム期間を満喫したあと、いよいよ社会人としての第一歩を踏み出すことになります。今回はその始まり、入庁から基礎...