令和7年4月12日(土)、第83回東京都パワーリフティング選手権大会に出場してきました。
今回、私は66kg級にエントリーし、スクワット152.5kg、ベンチプレス105kg、デッドリフト197.5kgで、トータル455kgを挙げて6位入賞という結果でした。
今日はこの大会のことを少し綴ってみようと思います。
セコンド・応援団
当日は、私が通っている「小金井トレーニングセンター」から、74kg級に出場したジム仲間と、パワーリフティングに興味を持っている別の方がセコンドとして来てくれました。そして、私の妻も昼から一セコンドとしてきてもらい、手厚いサポートを受けることとなりました。
そして、職場の上司も3名ほど、わざわざ応援に来てくださいました。あと3か月で私は職場を去るというのに、本当にありがたいことです。
減量とおじやと水抜き
大会前日までは、ウォーターローディングと水抜きを実施していました。これは水をたくさん飲んで体内の排出機能を強制的に働かせ、直前に水を抜いて体重を調整する方法です。
当日朝の体重は65.9kg。目標の66kgよりやや下だったため、軽く水分を摂って、検量後に食べる予定だったおじやの味見もしました。ただし検量が控えていたので少量だけ。
検量は9時50分頃に終了し、体重は65.55kg。0.45kgの余裕がありました。もう少しギリギリまでいけたかもしれません。今後の反省材料です。
補給とアップと脚つりの危機
リカバリーには、粉から作ったポカリ2リットルと、ガッツギア(ゼリー飲料)、おじや、バナナを投入。身体が求めている栄養を必要な量だけ補給した結果、少し身体が膨れた良い感覚を保ちながらアップを開始しました。
スクワットのアップでは、大腿四頭筋が少し吊りそうになりヒヤリとしましたが、バーを担ぐ感触が軽くて、これはいけそうだと自信が湧いてきました。
スクワット:過去イチの深さ
第1試技は135kg。軽い。第2試技は145kg。これも軽い。そして悩みに悩んで挑んだ第3試技は152.5kg。練習では触ったこともない重量でしたが、なんとか成功。深さがギリギリだったのではと不安でしたが、白3本の成功試技となりました。
スクワット記録:152.5kg
ベンチプレス:肩痛を乗り越えて
ベンチは右肩の違和感が長く続いていたため、かなり不安がありました。ただ、大会直前に中3日しっかりオフを入れたことで、本番では痛みが出ず、ほっとしました。
第1試技:100kg。軽い。
第2試技:105kg。まだいける。
第3試技は110kgを申請。これが挙がらず失敗。9試技全成功の夢はここで絶たれましたが、これもまた一つの経験です。
ベンチプレス記録:105kg
デッドリフト:滑らせてなんぼ
デッドリフトは、ピーキング期間中からグリップが甘くなるのが課題でした。今回は、液体チョークで手の滑り止めを施し、太ももにはベビーパウダーを塗ってバーベルの滑りを良くするという、クラシカルなセッティングで臨みました。
第1試技:180kg。軽い。
第2試技:192.5kg。頭がクラクラしましたが、なんとかクリア。
そして、勝負の第3試技は197.5kg。これも未体験の重量。200kgに届かせたい気持ちはありましたが、あくまでトータル455kgという目標が最優先。冷静に設定したこの重量が、ギリギリの成功で、ベストな選択だったと思います。
デッドリフト記録:197.5kg
トータル455kg:中級者の仲間入り
結果として、スクワット152.5kg、ベンチプレス105kg、デッドリフト197.5kgのトータル455kgで6位に入賞することができました。
この455kgというのは、ポンド換算するとちょうど約1,000ポンドです。アメリカでは「トータル1000ポンド挙げられたら中級トレーニー」と言われることがあるそうで、私としてもなんだか一つの節目を超えたような気がしています。
そして、小金井トレーニングセンターから出場していたもう一人の選手も、74kg級で6位入賞。団体登録こそしていないものの、同じジム所属の仲間が二人揃って入賞できたことは、純粋にうれしいことでした。
次は500kgへ
今後は、体重を70kg〜71kg付近に増量し、次回大会では**トータル500kg(スクワット175kg、ベンチ120kg、デッドリフト210kg)**を目指していきたいと思います。次回は10月の東京都大会を予定しています。
まだまだ伸びしろはあります。
パワーリフティング、最高です。
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