※ 今回は完全に私の趣味全開の記事になります。あらかじめご了承ください。
8月も終わろうとしているのに、まだまだ外は猛暑。昼間に出歩くのは危険なので、こういうときは涼しい部屋でゲームをするのが一番です。税理士として働くための準備も進めてはいますが、正直「頭が煮詰まってきたな」と思う瞬間もあるので、いい気分転換になっています。
今回プレイしたのは、『DELTARUNE Chapter3』。プラットフォームはPS4です。もともとChapter1と2をPS4でプレイしていたので、迷わず同じ環境を選びました。
UNDERTALEから続く「トビー・フォックス沼」
ご存知の方も多いと思いますが、『DELTARUNE』は名作インディーゲーム『UNDERTALE』のパラレルワールド的な作品です。私はこのUNDERTALEに当時どっぷりハマり、PS4移植版をきっかけにプレイ。RPGでありながら戦闘システムにシューティング要素が組み込まれている独特のスタイル、そしてなにより心をえぐってくるストーリーと音楽に圧倒されました。
気付けば考察動画を漁り、ファンの創作を追いかけ、完全に「アンテ沼」に沈んでいったわけです。その延長でDELTARUNEも楽しみにしていたのですが、Chapter3と4が発売された2025年6月5日、私は退職前の慌ただしい時期でまったく気付かず。数か月後にネットで調べてみたら「え、もう出てるの?」と驚いて購入したのが今回のきっかけです。
Chapter3は「ゲームの中のゲーム」
プレイしてまず思ったのは、Chapter3は物語の大きな展開よりも「ゲーム内ゲーム」を楽しむ構成になっているという点です。ファミコン風のUIとチップチューン調のBGMで展開されるステージは、アラフォー世代には妙に懐かしく、子どもの頃に夢中で遊んだゲームを再び手に取ったような感覚になります。
そしてその懐かしさと同時に、「プレイヤーがトビー・フォックス氏に遊ばれている」ような不思議な感覚がありました。操作しているはずなのに、逆に仕掛けられている。思わず笑ってしまうような場面も多く、気付けば時間を忘れてプレイしていました。
印象的だったBGM「TV WORLD」
音楽の中で特に印象に残ったのが「TV WORLD」です。この曲はプレイ中に耳にする時間が長いのですが、不思議と飽きません。軽快でポップなテンポがChapter3の空気感と見事にマッチしていて、まるで部屋の中にちょっとしたテーマパークができたような気分になります。
YouTubeでも公開されているので、興味がある方はぜひ聴いてみてください。
テナというキャラクターに感じた切なさ
Chapter3では「テナ」というキャラクターが象徴的に登場します。彼(彼女?)はテレビ画面の中の存在。かつては家族みんなでテレビの前に集まるのが当たり前だった時代に輝いていたものの、今では誰にも顧みられなくなった存在です。
「みんなでテレビを見ていた時代」と「誰も見なくなった現代」。この対比は、ただのノスタルジーではなく、時代の変化そのものを突きつけてきます。アラフォーの私としては、子どもの頃のブラウン管テレビの記憶が蘇り、妙に胸に迫るものがありました。
シャドウマント戦で汗だく
そして忘れられないのが「シャドウマント戦」です。少々ネタバレになりますが、この敵を倒さないとアイテム「シャドウマント」が手に入りません(シャドウマントは裏ボスを倒すのにほぼ必須アイテム、裏ボスはこれから挑みます。)。ところがこの戦闘、(ボンバーマン的な)反射神経を問われる要素が強烈で、何度挑んでもあっさりやられてしまう。
正直、アラフォーには少々厳しい戦いです。必死にプレイしつつ、その必死さがかえって心地よくもありました。かつて夢中になってUNDERTALEを遊んでいたアラサー時代を思い出しつつ、「いや、まだまだ自分はやれる」と変に奮起している自分がいました。
税理士登録準備とゲームの間で
こうして遊びながらも、頭の片隅には税理士登録のことがちらつきます。現実的なタスクは山積みです。それでも、一度ゲームに没頭しているときだけは、それらを忘れられる時間になります。
ある意味、Chapter3の「遊ばれている感覚」は、現実の私にとっても心地よいものでした。日々のタスクに追われている中で、あえて遊びの世界に身をゆだねる。その時間があるからこそ、現実に戻ったときの集中力も取り戻せるのだと思います。
Chapter4への期待
これからChapter3裏ボスに挑んだら、次はChapter4に着手します。次はどんな仕掛けが待っているのか楽しみです。もしかするとまたトビー・フォックスに遊ばれていると思うことになるかもしれません。
いずれにしても、独立準備に追われる日常の中で、こうしたゲーム体験が私にとってのちょっとした息抜きであり、同時に自分らしさを思い出させてくれる時間になっています。
コメント