箱根湯寮が神過ぎた件について

 先日、1泊2日の箱根旅行に行ってきました。その旅のハイライトと言えるのが、帰り際に訪れた 箱根湯寮。ここはただの温泉ではなく、「整い」という使い古された言葉で言語化することが勿体ないくらいの神レベルの癒やし空間だったのです。というわけで、その魅力を余すことなくお伝えします!

駅近なのに歩きは罰ゲーム

 旅の2日目、「まだ帰るには惜しいし、せっかくだから温泉でも」と思い立ち、サウナ好きならおなじみの「サウナイキタイ」で検索。すると、箱根湯本駅近くにある「箱根湯寮」がヒットしました。サウナもついてるし最高じゃん!ということで早速向かうことに。

 しかしここでミスが。
 送迎バスが出ているのに、徒歩移動を選んだことです。
 「徒歩18分?余裕でしょ」と思った私を裏切るのは、箱根名物の急勾配。坂が続く道中、息も絶え絶えで「ここで一体何人が挫折したんだ…」と悟りを開きそうになりました。坂道が命を刈り取る形をしていましたので、これから行く人は迷わず送迎バスを使うことをおすすめします。歩きはもはや登山です。

古民家風の温浴施設でテンションMAX

 命を削られながらも到着した箱根湯寮。その瞬間、苦労が吹き飛びました。
 施設全体のコンセプトは「古民家風の里山温泉」。大規模な日帰り温泉施設とは思えない、趣深いデザインと温かい雰囲気が迎えてくれます。そして何より施設がとても綺麗。
 HPで見た写真以上に「ここは本当に温浴施設?」と疑いたくなるほどのクオリティでした。受付からお風呂エリアまでの道のりですら楽しい。どんどん期待が高まります!

 ちなみに、施設内には「囲炉裏茶寮 八里」という食事処もあります。今回は時間の都合で行けませんでしたが、後ろで常連風のお客さんが「ここメシもめっちゃ美味いんだよ」と語っているのを耳に挟みました。次回は絶対行くと心に誓いました。

温泉の質が極上すぎる

 お風呂エリアに進むと、まず目に入るのが広々とした露天風呂。そして源泉の塔之沢温泉から引かれたアルカリ性単純温泉。お湯がとにかく柔らかく、肌触りが滑らかで感動。これはもう温泉というより「液体美容液」では?と思ったほどです。
 露天風呂の種類も豊富で、広々とした空間でゆったりとリラックスできるのが最高でした。


サウナと水風呂が整いへの道

 そしてお待ちかねのサウナ。
 露天の奥にあり、これがまた見事な設計。サウナ室と水風呂の距離が短く、動線が完璧。「わかってるな…」とほくそ笑みました。サウナ愛が感じられる作りです。
 室内はテレビ付きですが無音で、自分と向き合う静かな時間を演出。温度は90度前後との表示でしたが、実際にはもっと熱く感じられました。私は最上段で12分しっかり目にサウナを満喫しました。

 そしてなんといっても17時30分に実施されたロウリュウ。
 ジャスミンの香りが漂う中、最上段で熱波を受けると耳が千切れるほどの熱さ。タオルやサウナハット必須です。でもその熱さがたまらない体験でした。

 水風呂も文句なし。温泉地ならではの清らかな印象で、温度はおそらく17度前後。ひんやりと心地よかったです。

箱根の自然に包まれる外気浴

 サウナと水風呂の後は、外気浴で深呼吸。箱根の豊かな自然が目の前に広がり、風が頬を撫でる瞬間、もう人間ではなく動物に戻った感覚。自然との一体感がたまりません。長椅子も整い椅子もあるため、あなた好みの外気浴をしたって構いやしない(けんた構文)

まとめ

 箱根湯寮はただの温浴施設ではありませんでした。温泉・サウナ・水風呂・外気浴が完璧なバランスで揃い、整うという言葉で表現するのが勿体ないくらいの神聖な場所でした。20時までしかやっていないのでその点を注意しつつ(そこも魅力なのかもしれませんが)次回は送迎バスを使い、食事処にも挑戦したいと思います。

 非日常の更にその先を求める方、ぜひ箱根湯寮へ。

 おわり。

コメント

タイトルとURLをコピーしました