集中力を高める方法(私の場合)

仕事をするうえでも、遊びをするうえでも、集中力ってとても大切だと思います。
集中力が散漫になってしまうと、たとえば1時間で終わるはずの業務に倍の時間がかかってしまったり、せっかくの休日に遊んでいても、気もそぞろで全然楽しくなかったりするものです。

社会人になって十数年、集中できた日は「今日はいい一日だったな」と感じられることが多いです。つまり、人生の中で「集中していた時間」が多ければ多いほど、満足感のある日々を送れるんじゃないかと本気で思っています。

自己満足という言葉がありますが、そもそも一番に満足させるべき相手は自分自身だと思っています。


私が集中力を高めるためにやっていること

集中力というのは、意識的に環境を整えていくとしっかり伸びるものだと思っています。ここでは、私が日常的に実践している方法を紹介します。

1.前日たくさん寝る

「年を取ると長く寝られない」などとよく言われますが、私はむしろ逆で、アラサー時代よりも今のほうがよく寝ています。最低でも7時間は確保。
ベッドに入る時間を決めて、スマホを寝室に持ち込まない。たったこれだけでも、睡眠の質がぐっと上がりました。

あと、寝る前に「明日やること」を軽く紙に書いておくと、思考がスッと整理されて、ぐっすり眠れるような気がします。

2.朝のバターコーヒーでギアを入れる

朝はカフェインブーストが欠かせません。私はバターコーヒーを飲んでから仕事に入るようにしています。
これが驚くほど頭が冴えるんですよね。カフェインと脂質がちょうどいい具合に効いて、集中力のスイッチがパチッと入る感覚があります。

急いでいるときは、無水カフェインの錠剤(エスタロンモカなど)で対応することもありますが、さすがに過剰摂取は怖いので、「今日は勝負だ」という日に限っています。

3.水を大量に飲む

水は最強の合法ドーピング――とどこかで見た言葉ですが、割と本質を突いていると思います。
脳も筋肉も水分が命。仕事中もペットボトルを常備して、1日2〜3Lくらいは摂取しています。脱水気味になると、明らかに集中力が鈍るんですよね。

常時ラベルレスのペットボトルを箱買いして、どこでもサッと持ち出せるようにしています。

4.肉、とくに馬肉や牛肉を食べる

これは私だけかもしれませんが、前日に馬肉か牛肉をしっかり食べると、翌日の集中力が爆上がりします。
鶏むね肉も確かに優秀なタンパク源ですが、普段食べ慣れているせいか、集中力を引き出す効果はあまり感じません。

むしろ「脂質」が鍵なのかもしれません。良質な脂がある食事をとると、なんだか気持ちの面でもスイッチが入るんですよね。

5.筋トレをする

ポジショントークのようですが、筋トレは集中力のベースを作ってくれます。
「脳を鍛えるには運動しかない!」という本にもありましたが、運動習慣のある人は、記憶力や注意力が高いという研究結果も多いようです。

私自身も、筋トレをした翌日は業務効率が明らかに上がります。疲れているはずなのに、やる気が出て、手も頭もサクサク動く。これ、不思議ですが本当なんです。


逆に、集中できないときの私

これはもう王道ですが、睡眠不足のときは集中力が著しく落ちます。
一晩だけの寝不足ならまだマシですが、数日連続になると、もう書類に誤字脱字が増えてきたり、資料を作っていても構成がまとまらなかったりします。

そんなときは、無理に集中しようとせず、早く寝るに限ります。


過集中という名の魔物

ここまでは「集中力を高める方法」について語ってきましたが、ここでひとつ、私の弱点でもある“過集中”について触れておきたいと思います。

正直に言います。
私、「風来のシレン6」をプレイしているときの集中力が異常なんです。バターコーヒーを飲んでプレイし始めると、気づけば2時間、3時間があっという間に溶けています。

しかも、プレイ中は完全に“無音の境地”。周りの音は一切耳に入ってきません。まるで修行僧のような集中状態。でも気づいたときには、「あ、やばい。今日はもう何もできないじゃん」となっています。

この「過集中」、一見すると良さそうに見えますが、時間泥棒でもあるんですよね。
だから、あえてタイマーをかけたり、プレイ前に「今日は30分まで」と決めたりする工夫をしています。アラフォーにもなってこんなことをしている自分が少し情けないような…でもいいんです。(何)


集中力は、持続よりバランス

最後に、ちょっとだけ矛盾したことを言います。

「集中できる時間が多い方が人生の満足度は高い」と言いましたが、ずっと集中しているのもしんどいものです。むしろ、意図的にボーッとする時間があるからこそ、集中のありがたみも増すんだと思います。

ミクロ経済学で言うところの「限界効用逓減の法則」よろしく、どんなに良い集中力でも、そればかり繰り返していると飽きるものです。

SNSをなんとなく開いてしまうくらいなら、いっそ“何もしない時間”を作った方が心にはいいかもしれません。
社会人として、そして人として、集中とリラックスのバランスを取る――それが長い人生を豊かにする鍵なのではないでしょうか。

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