朝5時、無職のくせに早起き
無職3日目の朝は、まさかの5時起きでした。誰に頼まれたわけでもないのに、目覚ましも鳴る前に自然と目が覚めてしまうあたり、やはり16年超の勤め人生活は伊達ではなかったということでしょうか。
本日のミッションは、税理士登録書類の最終チェックと郵送です。
税理士登録を申請するにあたっては、なかなかの書類量があります。
税理士登録の手引をくまなく読んでも分からない点も多く、税理士会の会員登録課に電話で確認をしたりしました。
このあたりのプロセスは、無事に登録が完了した暁には、あらためてブログでご紹介できればと思っています。
例年あった「集中受付」、今年から廃止
例年、7月に税務官公署を退職した人については、東京税理士会では「集中受付日」を設けており、その日までに申請書が届くと、通常よりも1か月早い8月下旬に登録されるという優遇スケジュールがあったそうです。
ところが令和7年7月からはこの取り扱いが撤廃され、通常どおり7月中に申請すれば9月下旬の登録になるとのこと。まぁ、特段急いで開業したいわけでもないですし、私としては通常スケジュールで全然問題ありません。
7月中は「労働に対する出力5%」くらいのつもりで、ゆるやかにギアを上げていければと考えています。
まずは、長年の勤務生活で蓄積した“心の老廃物”の排出作業から取り掛かっているところです。
「退職したんですね!」が今さら届く件
さて、今日までに、令和7年7月10日付で発表された国税職員の異動速報を見たという知人たちから、何件か連絡がありました。
「えっ、辞めたんですね!」「知らなかったです、飲みましょう」
ちなみに、「登録前に飲みに行こう」というお誘いが多いのは、ちょっとした裏事情があります。
というのも、税理士登録を済ませた後は、現職の職員が税理士と飲みに行く際に「会合届」を出す必要があるというルールがあるのです。
もちろん、届け出れば問題はありませんが、どうしても形式ばったものになってしまいます。
そのため、気軽に飲みに行けるのは“今のうち”というわけです。
そんなわけで、退職してもなお、現職との付き合いは「もうちっとだけ続くんじゃ」という感じです。
同期でも同省庁でもない、それでも気が置けない友人
今夜は、高校・大学時代の同級生と飲みに行ってきます。
お互い別の省庁に勤めていますが、偶然にも同じ合同宿舎に住んでおり、ある日スーパーで買い物中にばったり再会したのがきっかけです。
この年齢になると、「わざわざ時間をつくって誰かと飲みに行く」という行為が少しずつ億劫になってきます。
一方で、「近くで、気楽に話せる相手がいる」ことのありがたさが、ひしひしと沁みてきます。
一緒に飲みに行っても、お互いの仕事のことをあまり深くは聞かない。無理に励まし合うでもなく、「これからどうすんの?」という素朴な会話だけがポツポツと続く。
そういうやりとりが、いちばん落ち着くのかもしれません。
勤務形態が「無職」なだけで、日々は意外と忙しい
無職になって3日目。
確かに「朝から晩まで予定がぎっしり」というわけではありません。でも、かといって暇を持て余しているわけでもなく、「やりたいこと」「やっておきたいこと」がじわじわと押し寄せてくる日々です。
これまで仕事として与えられていた枠組みの中では味わえなかった、自分で考えて、決めて、動くという自由。
一方で、それはすべて「自己責任」ということでもあります。
でも、それでいいのだと思います。
少しずつ、自分の歩幅で、納得できる形で動いていく。
その先に、何か新しい景色が見えてくるかもしれません。
さて、そろそろ行ってきます
そんなわけで、今日はこのあたりで切り上げて、飲みに行ってきます。
場所は合同宿舎のすぐ近く。徒歩数分。終電の心配も、駅までの距離も、まるで関係ない。
「近くに住んでいるから飲みに行く」
それだけの理由で飲みに行ける関係性が、いちばん自然で、心地よいのかもしれません。
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