牡蠣とノロウイルス

夫婦とも牡蠣が好きなので、今回の旅行先は迷わず広島に決定しました。「牡蠣を食べ尽くそう!」をテーマに、4泊5日の旅へ。がっつり牡蠣を楽しんだ結果…妻がまさかのノロウイルスに罹患するというオチ付きでした。

1日目:広島市内でお好み焼きと牡蠣を堪能

旅行のスタートは広島市内。まずはお好み焼きビル巡りをして広島風お好み焼きを食べ、原爆資料館で歴史に触れました。そして夜は本命の牡蠣!蒸し牡蠣・カキフライ・穴子飯を堪能し、「広島に来たな~」と実感。

2日目:宮島で焼き牡蠣&弥山登山

この日はフェリーで宮島へ。生牡蠣、焼き牡蠣を食べ比べ、食の喜びをかみしめました。そして弥山の登山に挑戦。山頂からの景色は最高で、揚げもみじ饅頭を食べながら「健康って大事だよね」などと語り合っていました。この時は、まさか翌々日に健康を奪われることになるとは思いもせず…。夜は瀬戸内海の海鮮とあなご刺しをいただき、幸せな気分で就寝。

3日目:尾道でサイクリング&絶品ラーメン

尾道に移動し、しまなみ海道でレンタサイクルを満喫。途中でしまなみドルチェのジェラートを堪能し、海風を浴びながら気持ちよく走りました。夜は尾道ラーメンで締めくくり、「この旅、完璧では?」と思っていました。

4日目:帰宅…のはずが、異変発生

昼に尾道で海鮮定食を食べた後、私は東京へ、妻は広島市内に戻り、その後山口県の祖母宅へ向かう予定でした。すべて順調…と思いきや、5日目の帰宅途中、異変が。

5日目:新幹線で地獄を見た妻

妻の体調が崩れたのは、東京へ戻る新幹線の中。14時頃、「体調が悪くて帰れないかも…」とのLINEが。そこから嘔吐が止まらず。最初は「旅疲れかな?」と思っていましたが、帰宅後には嘔吐と下痢が交互に襲い掛かり、いよいよ「これはノロウイルスでは…?」と戦々恐々。

特に帰宅が大変だったようで、新幹線ではトイレの前でほぼ待機。東京駅から自宅までは、トイレ確保のためグリーン車のチケットを購入。妻は隣の乗客に「なぜわざわざ隣に座るんだ」という目を向けられながらも、「トイレに近い席が最優先」と気にする余裕もなかったそうです。

帰宅後は戦場モード

最初の数時間はベッドに横になることすらできず、座ったまま気持ち悪さと格闘。少しでも楽になるように、背中をさすったり、温かいタオルを用意したり、できる限りのことをしました。

食事と水分補給

食事は最初ほとんど受け付けず、翌日になってようやくおかゆを口にできる状態に。水分補給も重要なので、家にあったポカリの粉をぬるま湯で薄めに作って少しずつ飲ませました。

感染対策

私はとにかく手洗いを徹底。もともと別室で寝ているため、寝室の隔離は問題ありませんでした。さらに、トイレの使用後は妻自身が掃除すると言うので、ありがたく任せました。とはいえ、ウイルスはどこに潜んでいるかわからないため、私は共倒れしないよう、アルコール消毒を欠かしませんでした。

今年の牡蠣は要注意?

今年は暖冬で、牡蠣が不作だったため、ノロウイルスのリスクが高いと言われています。

とはいえ、牡蠣が原因だったのか、他の海鮮だったのかは定かではありません。宮島の焼き牡蠣なのか、尾道の海鮮なのか、それともまさかのお好み焼きなのか…原因を探ることに意味はありませんが、いずれにせよ食事は慎重にするべきだったかもしれません。

それでもまた広島へ行きたい

とは言いながら、また次回も広島で牡蠣を食べたい気持ちが勝っているのが正直なところです。いや、次回はもう少し慎重に選ぶかもしれませんが…。

今回の旅行、思い出が台無しになったわけではなく、むしろ「オチのついた珍道中」として記憶に残ることになりそうです。皆さんも牡蠣を食べる際は、くれぐれもお気をつけて。

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