今朝はかなり冷え込みましたが、何とかジムに行ってきました。
今日はスクワットの日で、6時30分頃に到着すると、すでにジム仲間がベンチプレスに取り組んでいました。朝から運動するのはいいですね、などと軽く雑談をしつつ、それぞれの一日が始まっていきます。
世間では、今日から年末年始の休みに入る方も多いのだと思います。
一方で、弊所は特段「いつから休み、いつから仕事開始」という区切りを設けていないため、今日もいつもどおり机に向かっています。ちょうどこの年末のタイミングで執筆の依頼を受けていることもあり、しばらくはその仕事を中心に進めていく予定です。
公務員と副業禁止という前提
公務員という職業は、原則として副業が禁止されています。
国税の職場も国家公務員ですから、その例外ではありません。背景には、職務専念義務や、職務の中立性・公平性を確保するという考え方があります。
ただし、すべての「外部活動」が一律に禁止されているわけではありません。
部署や役職によっては、税務に関する書籍の執筆を依頼されることがあります。代表的なものとしては、大蔵財務協会が出版している図解シリーズなどが挙げられるでしょう。
これらは、個人的な副業というよりも、「職務の延長線上にある専門的アウトプット」として位置づけられています。実際には、東京局の課税部などの主務課長名義で出版され、実働部隊はその主務課の中でも、審査指導係と呼ばれる審理系統の補佐、係長、係員といったメンバーが担う形になります。
稼業時間外での執筆という現実
公務員には職務専念義務がありますので、勤務時間中に執筆作業を行うことはできません。
また、執筆にあたっては、必ず兼業の届出を提出し、承認を受ける必要があります。
結果として、執筆作業はどうしても稼業時間外、つまり夜間や土日、ゴールデンウィークといった期間に行うことになります。例年、7月から8月頃の刊行を目指す書籍であれば、原稿の佳境は大型連休と重なることも珍しくありません。
私自身、国税庁に勤務していた頃には、週刊誌への連載記事や、出版社の付録雑誌、さらには法人税基本通達逐条解説の執筆にも関わりました。
ちなみに、法人税基本通達逐条解説の第十~十一訂版の執筆者一覧には、私の名前も掲載されています。ご興味のある方は、書店でご確認いただければと思います。誰も興味ないですね。すみません。
独立後の執筆との違い
現職時代の執筆は、本来業務とは別枠でありながら、内容については極めて高い正確性と責任が求められる仕事でした。
その分、報酬はそれなりに支払われますし、当然ながら確定申告も必要になります。
ただ、今振り返ると、最も大きな違いは「仕事の取り方」と「気持ちの向き方」だと思います。
現職時代の執筆は、ある意味では職務の一部として回ってくるものであり、断るという選択肢は現実的ではありませんでした。
一方、現在の私は、独立した立場で、自分の意思で執筆の仕事を引き受けています。
公務員としての本来業務がない分、時間的な制約は緩やかですし、精神的にも幾分かは気が楽です。
もっとも、その分、成果物についての責任はすべて自分に返ってきます。
「頼まれたからやる」ではなく、「自分で引き受けた仕事として、どう仕上げるか」が問われます。
引き継がれているもの
立場は変わりましたが、執筆に向き合うメンタリティ自体は、現職時代と大きく変わっていません。
限られた時間の中で、できるだけ正確に、できるだけ分かりやすく書く。その姿勢は、今もそのままです。
副業が原則禁止されている中でも、公務員が創作活動や専門的な執筆に関わる余地は存在します。
そして、その経験は、独立後の仕事の取り組み方にも、引き継がれているように思います。


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