お酒、好きでしょうか?私は好きです。ビールも日本酒もワインもウイスキーも、ノンアルコール飲料と目の前に同時に並べられたら、しっぽをブンブン振ってアルコールの方に手を出す自信があります。
そんな私が最近「機会飲酒」に切り替えました。つまり、「誘われたら飲むけど、普段は飲まない」スタイル。なぜそんな決断をしたのか。そして24日間飲んでいない今、どんな気持ちかを備忘までに記録します。
飲みすぎるのは、性格のせいなのか
まず、私の飲み方についてですが、私は「目の前にあるものをカパカパ飲んでしまう」人間です。これは、アルコールに限りません。セルフサービスのお水でも、コーヒーでも、気づいたらカラになっている。つまり、「飲むこと」に対して無意識にアクセルを踏みがちなんです。
そして、問題はここから。楽しくなってくると、お酒が進む → いい気分になる → さらに進む → 次の日地獄、という黄金の負のスパイラルが待っています。
二日酔いの朝の自分は、前日の自分に対して激怒しています。「何やってんの?」と。昨日の自分に対して、LINEでクレームを入れたい。でも昨日の自分はすでに存在せず、ただただ翌日の自分がダメージを受けるだけ。
このループを断ち切るため、減酒を決意しました。
「機会飲酒」という折衷案
とはいえ、「もう飲みません」といきなり断酒するのは、寝起きでバーピー100回しろと言われるくらい無理があります。お酒が好きな人間にとって、それは相当なハードル。
そこでまずは「機会飲酒」といたしました。これは、普段は飲まないけど、誘われたら飲むスタイル。家でひとり晩酌もしないし、何となく飲むこともない。でも、友人や職場の会合で「まあ一杯くらい」となるのはOK。
結果、これまで24日間飲んでいませんが、特に辛さは感じていません。飲まなければ飲まないで普通に過ごせる。ただ、ちょっと「飲み会の場で飲まないことに対する違和感」はあるかもしれません。
ソバーキュリアスと減酒の科学的根拠
最近、「ソバーキュリアス(Sober Curious)」という言葉が注目されています。「好奇心からしらふを選ぶ」という考え方で、お酒を飲まないライフスタイルをあえて選ぶ人たちのムーブです。
実際、お酒が健康にいい影響を与えることはほぼありません。昔は「適量の赤ワインは体に良い」なんて言われていましたが、最近の研究ではそれすらも疑問視されています。
例えば、2022年の**『The Lancet』**に掲載された研究では、少量の飲酒であっても健康リスクがゼロにはならないと指摘されています。つまり、「適量なら健康的」みたいな都合の良い話は、幻想に近いということです。
さらに、脳に与える影響も大きいです。飲酒は脳の神経可塑性(変化・適応する力)を鈍らせ、認知機能を低下させる可能性があります。これは長期的に見ても良くない。
「楽しいけど、後からダメージがくる」って、もはや飲酒はパチンコ等と同じ構造なのかもしれません。
3ヶ月後の自分へ
とりあえず、3ヶ月間はこの「機会飲酒」スタイルを続けてみようと思います。今のところ、意外とストレスなくやれています。
でも、人間というか私は気まぐれなので、3ヶ月後の私は、「やっぱり飲んでる!」と言っている可能性もあります。でも、もしかしたら「あれ、別に飲まなくていいかも」と思っているかもしれません。
どっちに転ぶにせよ、3ヶ月後にまたこの場でレポートをしようと思います。そのときは、もう少し冷静に「お酒との距離感」を語れるかもしれません。
それではまた、3ヶ月後に。
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