国税職員、どこに住むか問題

国税職員

4月に国税局へ入庁された方、おめでとうございます。今日は、国税職員が住まいをどう決めるか、私自身の経験を中心に書いてみます。

まず大前提として独身寮か実家を勧めます

これは過去にも書いた話の繰り返しになりますが、資産形成という観点からは、実家通いか独身寮、既婚者なら世帯宿舎を選ぶのが圧倒的に有利です。奨学金の返済を抱えているのであれば、なおさら迷う場面ではないと考えています。

ただ、初めての一人暮らしを経験してみたいという気持ちもわかります。実家だと異性を呼びにくいといった事情もあるでしょう。そこで、民間の賃貸を選ぶ前提で、東京国税局管内の若手職員に向けた住まいの考え方を二つ紹介します。

アプローチ1:税大和光に通いやすい場所に決め打ちする

最初の数年は税務署勤務になります。配属先はどこになるか直前までわかりません。ここはほぼ運任せの世界です。

一方で、税務大学校の和光校舎には、該当の事務年度が来れば必ず通うことになります。専科研修ではみっちり勉強する期間が続きます。それなら、埼玉県の和光市駅や、板橋区の成増・赤塚あたりに決め打ちで部屋を借りるのも一つの選択肢になります。

私自身は、入庁時は東村山の独身寮に住んでいました。専科研修の年の5月に和光市駅から徒歩3分ほどのアパートへ引越しています。かなり短絡的に決めた引越しでしたが、結果としては悪くありませんでした。その後、東京国税局へ異動することになったのですが、和光市駅は意外と都心へのアクセスが良いのです。旧庁舎のあった竹橋方面へは、有楽町線で飯田橋まで出て東西線に乗り換えればすぐ。現在の東京局の庁舎へは、有楽町線で月島まで行き、大江戸線で築地市場駅まで一本でした。

アプローチ2:局や庁の近くに引っ越して通勤時間を削る

和光市駅から築地市場駅までは便利ではあったものの、通勤時間が長いことは職場での生産性に寄与しません。電車内の時間を学習や読書に充てられる方であれば話は別ですが、私はあまりそうではなかったような気がします。

そこで局勤務3年目あたりで人形町に引越しました。人形町から東京国税局のある築地方面は、日比谷線で東銀座まで数駅です。さらに、いずれ霞が関に勤務する可能性も頭にありました。人形町から霞が関も日比谷線一本です。

結果として、調査部勤務の途中で国税庁へ出向になりました。国税庁時代はフレックスを使って10時出社にしていたため、終電近くまで働いても24時30分頃には帰宅でき、翌朝8時30分に起きれば十分間に合いました。家賃の負担は軽くありませんでしたが、その分働ける時間が増え、残業代やその後のキャリアの土台にもなったので、自分としては納得しています。

抽象化して言えること

二つのアプローチに共通するのは、「自分が今後どこに通う可能性が高いか」を起点に住まいを決めるという考え方です。最初の税務署はガチャの要素が強いので、そこに合わせるのは難しい。であれば、ほぼ確実に通う場所(税大和光)か、長期的に通う可能性のある場所(局・庁)を基準にするのが理にかなっています。

職住近接にどこまで家賃を払うかは、人によって判断が分かれるところだと思います。私は通勤時間を減らして働く時間と睡眠時間に振り分ける方が合っていました。電車内を有意義に使える方であれば、家賃を抑えて少し離れた場所に住む選択肢のほうが合うかもしれません。

国税職員に限らず、勤務先が複数の可能性に分かれる職種の方には、多少は参考になる考え方ではないかと思います。

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