人生シミュレーション「80億分の1」で何人分か生きてみた

雑記

雑記です。

「80億分の1」という、ブラウザで遊べる人生シミュレーションがあります。無料で、いまはベータ版として公開されています。スマホでも遊ぶことができるようです。

プレイヤーはひとりの赤ちゃんとして生まれ、その人生を最期まで見届けます。人生の進み方は、141か国の実際の統計がもとになっています。出生数、平均寿命、所得、教育年数、死因などです。

1回の人生の長さは、約30分、約1時間、約1時間30分から選べます。1時間なら、1年が1分足らずで過ぎていきます。途中で進学や仕事、恋愛、移住、治療といった決断の場面があり、選んだことがその後に影響します。お金を使ったり、投資に回したりもできます。

自分の人生の横には、同じ1秒に生まれたほかの4人の人生も並んで進みます。生まれた場所が違うだけで、同じ年齢でも暮らしがまったく違うことが分かります。

なお、病気や紛争、依存症といった重い出来事も、統計どおりに起こります。サイト上でも15歳以上向けとされています。

生まれる国は選べない

このゲームの肝は、生まれる国を選べないことだと思います。

どの国の、どんな家庭に生まれるかは、出生数や人口の割合に応じて自動で決まります。決断の場面で努力することはできますが、生まれた場所の条件から完全に抜け出すのは難しい作りです。

私は自分と同じ1986年生まれに設定して遊びました。同じ時代を生きた人のほうが、どこか親近感が湧くからです。子どもの生まれ年に合わせてみるのも、また違った見え方がありそうです。

何人か生きてみると、中国に生まれることが多くありました。人口の多い国ほど出やすい仕組みなので、自然な結果です。日本に生まれるのは、世界全体から見ればごく一部なのだと、数字ではなく体験として分かります。

21歳で終わった人生

印象に残っているのは、アメリカに生まれた人生です。

経済的には豊かな国です。それでもその人は、21歳で薬物の過剰摂取により亡くなりました。

ゲームの中の出来事とはいえ、統計にもとづいて起きていると思うと、軽くは流せません。豊かな国に生まれても、それだけで安全が約束されるわけではない。そのことを、ひとりの人生の終わり方として見せられた気がします。

お金の増え方と、減らし方

何度か遊ぶうちに、お金について気づいたことがあります。

ひとつは、若いうちから株を持っていた人生ほど、亡くなるときの総資産が大きくなっていたことです。持っている期間が長いほど、増えた分がさらに増えていくためだと考えられます。もちろん現実の投資には損をする可能性があり、ゲームと同じようにいくとは限りません。

もうひとつは、年をとってから資産を減らそうとしても、思うように減らせなかったことです。後半は使っていこうと決めても、総資産はなかなか減りません。ここはかなりリアルだと思いました。お金は貯めるよりも、いつ使うかを決めるほうが難しいのかもしれません。

決断の場面で何かに挑戦する機会が来たら、積極的に選んだほうがよいとも感じました。選ばなかった道は、あとから取り戻せないことが多いからです。

日本に生まれたということ

何人分かの人生を終えて、やはり日本に生まれただけでずいぶん運が良かったのだと感じます。

一般に日本では、乳幼児のうちに亡くなる割合が低く、教育も医療も多くの人が受けられます。普段は当たり前だと思っている前提です。けれど、ランダムに生まれ直すたびに、その前提がない人生のほうが多いことを見せつけられます。

自分の努力で手に入れたと思っていたもののうち、どれくらいが生まれた場所や環境のおかげだったのか。ということを考えさせられます。

本記事を読まれた方も是非1度プレイしていただければと思います。以上、最近ハマっているゲームの紹介でした。

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