独立して9か月が経ちました。数年後、まだ税理士として続けていられたら、たぶんこう思う気がします。開業1年目の早い時期に、ああしておけばよかった、と。
ところが、その「ああしておけばよかった」が、もう出てきました。退職してから税理士登録までの間に、自分と同じく若くして独立した国税OBの税理士事務所を見学して、参考になることを全部取り入れておく。これかもしれません。
きっかけは情報発信だった
先日、若くして独立された国税OBの先生から、事務所を見学させていただく機会をいただきました。
この機会は、私がホームページやブログで発信し、問い合わせフォームを置いていたから実現しました。発信していなければ、声はかからなかったはずです。退職直後から発信に時間を割いてよかったと、今になって思います。
専門が違っても学べることばかりだった
その先生は、私とは違う分野の税目を専門にされていらっしゃいます。それでも参考になることばかりでした。一般に、分野が違うと聞いても仕方ないと考えがちです。ですが、事務所の回し方や開業当初の動き方は、専門が違っても共通する部分が多いのだと感じました。
開業から今に至るまでの話を、かなり具体的に聞かせてもらいました。聞いた話は、帰宅してすぐメモにまとめ、具体的な行動計画に落とし込みました。会う前と後で、事務所経営に対する見方が変わったように思います。
自己流で進む怖さ
正直に言うと、私はこれまで事務所経営をきちんと考えずにやってきたような気がします。それでも、なんとなくは回っています。ただ、その「なんとなく回っている」状態が、かえって良くなかったのかもしれません。
人に会わないと、自己流のまま進みすぎてしまいます。後から軌道修正しようとしても、後戻りができない場合もあろうかと思います。今回、同じ出自で先を行く方に開業1年以内で会えたのは、運が良かったです。
いいタイミングにできるかは自分次第
ここで一つ迷いました。この見学は、退職後・独立前にやるべきだったのか。たしかに、もっと早ければ1年目序盤の動き方は変わったかもしれません。
ただ、立ち上がってもいない段階で同じ話を聞いても、腑に落ちなかった気もします。自分の事務所を9か月動かしてきたからこそ、話の一つひとつが具体的に刺さりました。そう考えると、今が良いタイミングだったのだと思えます。
今回お会いした先生とは、これからもお付き合いを続けていきたいと思っています。ただ、今回は完全に私が受け取るだけの形で、貴重な時間を割いていただきました。一方的にもらうばかりでは、関係は長く続きません。次にお会いするときには、何かしら差し上げられるものを持っていきたいと思います。今の自分に何をギブできるかは、まだはっきりしません。それでも、そう考えられること自体が、今回得たものの一つなのかもしれません。
もっとも、今回の機会を良いタイミングにできるかは、ここからの自分次第です。これからも少しずつ、事務所を自分の理想の形にしていきたいと思いました。

コメント