Fable 5の期限が5日延び、GPT-5.6が公開される週に

税理士独立

Claude Codeが出て、税理士として時間を張るべき的な記事を過去に書きました。

Claude Codeが出てきた今は、税理士として時間を張るべき局面だと思う
最近、Claude Codeのようなエージェント型AIがかなり存在感を増しています。Anthropicは、Claude Codeを、コードベースを読み、ファイルを編集し、コマンドを実行し、複数の道具と連携して作業を進める仕組みとして案内して…

あれから、動きは止まるどころか速くなっています。情報は引き続きキャッチアップしているつもりです。

Fable 5の期限が、5日だけ延びた

AnthropicのClaude Fable 5は、これまでの最上位だったOpusのさらに上に置かれたモデルです。

このFable 5、有料プランの中に含まれる形で使える期間が区切られていました。当初の締切は現地時間7月7日いっぱい。日本時間に直すと7月8日の午後4時前にあたります。

ところが7月7日、Anthropicはこれを7月12日まで延ばすと告知しました。正式なブログ記事ではなく、公式Xとアプリ内の小さな通知だけだったようです。日本時間では7月13日の午後4時前までということになります。

期限後の扱いも公表されています。7月12日を過ぎると、Fable5はプランの枠内では使えなくなり、使った分だけ払う従量課金に移ります。単価は、読み込ませる文字の量100万トークンあたり10ドル、書き出される分は50ドル。Anthropicが一般向けに公表している中では最も高い価格で、ひとつ下のOpus 4.8のちょうど2倍です。

なお、この措置は計算資源の都合による一時的なものだと説明されており、余裕ができればプランに戻すつもりだ、ともされています。ここは発表を待つしかありません。

私もFable5を使っています。使ってみて感じたのは、こちらの意図を汲み取る力が強いということでしね。事前にあれこれ確認を返してくることが少なく、淡々と手を動かしてくれます。

GPT-5.6は、三つに分かれている

一方のOpenAIは、6月下旬にGPT-5.6を発表しました。ただしこのときは、限られた提携先だけがAPIとCodexから使える試験公開で、ChatGPTには載っていませんでした。

そして7月8日、OpenAIは公式Xで「今週木曜に一般公開する」と告知しています。米国時間の木曜は7月9日。日本時間だと明日7月10日に届くかもしれません。

GPT-5.6は、ひとつのモデルではありません。Sol、Terra、Lunaという三つに分かれています。Solが最上位、Terraが日常の作業向け、Lunaが軽くて安い層にあたります。

開発者向けの価格は、100万トークンあたりSolが入力5ドル・出力30ドル、Terraが2.5ドル・15ドル、Lunaが1ドル・6ドルです。最上位のSolでも、Fable 5の半額にあたります。

ただし、これはAPIの価格です。ChatGPTの月額プランの中でどう扱われるかは、現時点では分かりません。

とはいえ、追いかけ続けることの疲れも

ここまで書いておいて言うのもアレですが、この手の情報を追い続けるのは、それはそれで疲れます。数か月おきにAI間の序列が入れ替わり、価格も動く。全部を把握しようとすれば、それだけで日が暮れてしまいそうです。

追いかける手を止めるつもりはありません。ただ、そちらに時間を吸われた分だけ、別のことに使える時間は減ります。だから、AIに代替できないものへの時間投下も大切にしていくべきだな、と思い直しました。たとえば、直接お会いして膝詰めで話すこと。関与先の事務所に足を運ぶこと。対面での営業。こうした場面では、AIの性能はあまり関係がありません。

私は元国税職員なので、調査に立ち会う側の作法や、税務署の中の動き方などは、それなりに分かっているつもりでいます。ただ、その経験にAIを組み合わせて事務所を回していても、「そんなことも知らないのか」「それもできないのか」という穴は、たくさん出てくる気がしています。

税理士としてのパラメーターが、バランス型というよりはピーキーなのかもしれません。尖っている分、非コモディティという観点では悪くないのだと思います。ただ、尖っていない部分を放っておいてよい理由にはなりません。

AIも追いかけつつ、人間がやるべきこともきちんとやる。という当たり障りのないオチになりそうなので今日はこのへんで。

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