オマージュかもしれないと気づいた三つの話 FF6、ヴィンランド・サガ、キャプテン

考え

雑記です。

ファイナルファンタジーシリーズに繰り返し登場するビッグスとウェッジが、スターウォーズの登場人物から取られていることは、比較的よく知られています。先日、FF6のピクセルリマスターを遊んでいて、帝国兵の名前以外にも元ネタらしき場面があることに気づきました。

サウスフィガロで、ロックが帝国兵の服装のままセリスを助けに来る場面です。セリスが「兵士にしてはずいぶん背が低いわね」と言い、ロックが「おっと、ユニフォームを着てたんだっけ」と返します。

スターウォーズのエピソード4に、ほぼ同じやり取りがあります。ルークが帝国軍の兵士の装備を着たまま、レイア姫の独房に入る場面です。レイアは、兵士にしては背が低いのではないかと言います。ルークは装備のことを忘れていたと答え、名乗って助けに来たと続けます。

前職を退職した直後、未履修だったスターウォーズシリーズを視聴することにより、今回のFF6のプレイで新たな気づきが得られてちょっと嬉しかったです。これはオマージュだということが比較的わかりやすいかもしれませんが、ほかに私の妄想を含め、これはひょっとしてオマージュなのではと思った作品を見ていきたいと思います。

片目を失った側近が二人いる

横山光輝氏の漫画『三国志』の夏侯惇は、戦いで左目を矢で射抜かれます。矢を抜いたときに眼球ごと抜けてしまい、親からもらったものだと言ってそれを自らの口に入れています。

一方、幸村誠氏の漫画『ヴィンランド・サガ』のウルフは、クヌート王の従士長です。ケティル農場での戦いで、トールギルの奇襲から主君をかばい、右目を失います。

曹操の側近と、クヌート王の側近。どちらも主君を守る立場で片目を失っている。ここまでは事実です。ただ、片目の重臣という造形はそれほど珍しいものではありません。眼球を食べる場面もなく、失った側も左右で逆です。似ているという印象と、作者がそう作ったという事実は別のものです。後者の根拠は見つけられませんでしたが、三国志という偉大な作品に影響を受けていても違和感はないのかなと思いました。

引退した主人公はどこまで出てくるか

ちばあきお氏の漫画『キャプテン』は、キャプテンが代替わりしていく話です。初代の谷口は卒業したあと、作中にほとんど登場しなくなります。二代目の丸井は、三代目に譲ったあとも脇役として顔を出し続けます。

ジョジョの奇妙な冒険も似た形をしています。第一部の主人公ジョナサンは一部で死に、以降は本人としては出てきません。第二部の主人公ジョセフは、三部以降も長い期間、脇役として登場します。

初代は退場し、二代目は残る。この差の付け方が重なります。キャプテンの連載は1970年代、ジョジョの連載開始は1987年ですから、順番としては成り立ちます。いずれも少年ジャンプ作品ではあるものの、作者が影響を語ったという記録は探した範囲では見つかりませんでした。

あくまで個人の憶測です

ここまで書いてきましたが、後の二つに根拠はありません。片目の忠臣も、世代交代の物語も、他にいくらでもあります。私がそう読み取ったというだけの話です。

それでも、これは元ネタなのではないかという目で作品を見るのは面白いと思っています。一度そう見えると、それまで流していた細部の置き方が気になってきます。当たっているかどうかは、また別の問題です。

そういうわけで、以上はあくまで個人の憶測としてお読みいただければと思います。

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