国税の職場では、お昼をどう過ごしていたのか。今日は昼食を切り口に書いてみます。
私自身の経験も交えます。
税務署には、食堂のある署とない署があります
税務署には、職員が使える食堂が入っている署と、そうでない署があります。私はこれまで三つの署を経験しましたが、いずれも食堂のある署でした。
食堂の業者は入札で決まります。他省庁や自治体との合同庁舎にある食堂を除き、原則として外部の人は利用できません。職員専用ということになります。
肝心の味ですが、どこも飛び抜けておいしいというわけではありませんでした。値段も、大学の学食ほど安いわけではありません。今なら普通に頼んで700円~800円くらいはかかる印象です。
署の食堂では、署長もよく食事をされています。多くの場合、総務課長と総務課長補佐の三人で、というパターンが多かったように思います(署によっては総務係長が加わります)。私は総務課に配属された経験はないのですが、署長と毎日お昼を一緒に、というのはなかなか大変そうだなと、横から見ていて思いました。
私自身は、若手の頃、近くに飲食店が多い署では外に食べに行っていました。そうでない署では食堂を使っていました。退職前の署では、さつまいもと鶏むね肉のお弁当を自宅から持って行くことが多かったです。
国税の昼休みは45分です
少し意外に思われるかもしれません。国税の職場の昼休みは、1時間ではなく45分です。
昔は1時間だったそうですが、20年以上前に変わったと聞いています。私が入った頃には、すでに45分でした。ただ、変わったあとも1時間休んでいる年配の職員が、それなりにいたように見受けられました。
東京局には食堂が二つあります
東京国税局には、地下1階に食堂があります。しかも2種類です。ここも原則として職員専用です。
東京国税局は平成27年5月に大手町から築地へ移転しており、建物自体は比較的新しいです。ただ、食堂のご飯がとてもおいしいかというと、正直そこまでではありませんでした。値段もそれなりにします。
部署によっては、お弁当の玉子屋を頼んでいるところもありました。私はどちらかというと玉子屋の弁当のほうが好きでした。ただ、お米の量が多めで、ありがたい反面、食べたあとに眠くなって午後の仕事に響きそうだな、と感じることもありました。
局の食堂は朝と夜も営業していて、夜は飲み会にも使えます。外部の人がいないので仕事の話もしやすく、使い勝手のよい場所ではありました。ただ、照明が明るすぎて、落ち着いて飲むには向かないかもしれません。
一番おいしかったのは、財務省の食堂でした
国税庁に勤めていた頃の話です。財務省と国税庁の建物には、地下1階と3階に財務省の職員食堂があります。ここも原則として外部の人は使えませんが、他省庁の職員は利用できます。
3階の食堂は、これまで挙げてきた中で一番おいしいと感じました。ただ、コロナ禍のあとに値上げがあり、味も少し落ちたように思います。今もあの頃のクオリティで出しているのなら、また食べてみたいところです。
その3階の食堂の脇に、コーヒーを出す小さなブースがありました。当時100円だったと思います(さすがに今は値上げしているかもしれません)。そこで飲むコーヒーが、それはもう本当においしかったのです。仕事の緊張から少し離れられる時間だったから、そう感じたのかもしれません。また飲みたいなと思いますが、もう叶いません。これが退職した唯一の心残りと言えるかもしれません。残念。

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