市民農園で収穫を手伝って考えた、AI時代と衣食住の話

府中市

先日、府中市内の市民農園を借りている方にご一緒させていただき、収穫のお手伝いをしました。採ったのは、さつまいも、春菊、蕪などです。

普段は机に向かう仕事がほとんどなので、土を掘り、葉物を摘む作業はまったく別の時間でした。

この方の区画では枝豆も育てています。時期になるとおすそ分けをいただくことが多いのですが、採れたての枝豆は本当に美味しいです。

府中には「市民農園」と「農業体験農園」がある

府中市内には、市民が農業に触れられる場として、市民農園と農業体験農園の2種類があります。

名前は似ていますが、仕組みは異なります。一般に、市民農園は区画を借りて、何をどう育てるかを自分で決める形です。農業体験農園は農家の方が開いている農園で、作付けの計画や指導を受けながら栽培する形が多いようです。

初めての人にとっては、指導を受けられる体験農園のほうが始めやすいかもしれません。自由度でいえば市民農園のほうが高くなります。

区画の広さや利用料、募集の時期などは年度によって変わる可能性があるため、府中市の案内で確認が必要です。

AIの時代に、手を動かす営みが見直されている

私と同じくらいの年代になると、本業とは別に農業をやってみたいと考えている人が周りにもいます。

背景の一つに、生成AIの広がりがあるようにも思います。文章の作成や資料の整理など、多くのデスクワークがAIで代わりに行えるようになってきました。そうした中で、人が自分の手と体を使う営みが、改めて見直されはじめているように見えます。

少し話が脱線しますが、近所の本屋で棚を眺めていると、最近はAIで仕事をラクにするという本よりも、AIにはできないことを扱った本のほうが目立つようになった気がします。日記の書き方、農業、DIYといった分野です。売れ行きを調べたわけではないので、あくまで店頭で受けた印象です。

まずはベランダで枝豆から

市民農園をいきなり借りるのは、私にとっては負担が大きいと考えています。区画を借りれば、定期的に通って手入れをする必要があるからです。

そこで考えているのが、ベランダでのプランター栽培です。お手伝い先の方によると、枝豆は比較的初心者向けで、プランターでも育てられるそうです。採れたての味を知ったことも、試してみたい理由の一つです。

市民農園を契約する前の練習として、種まきの時期が来たら試してみるつもりです。

衣食住のうち「食」を切り口に

衣食住のどれか1つでも、自分の手で関わる営みを生活に組み込んでいると、生きているという手応えを感じられる気がしています。

ただ、衣と住を自分でまかなうのはかなり難しいと思っています。服を仕立てることも、家を建てたり直したりすることも、現実的ではありません。その点、食はプランター1つからでも始められます。

将来は、食を切り口にしたライフワークに取り組むことも視野に入れています。

府中は都内なので、電車をはじめとする交通の便は十分です。文明の利器は存分に使いつつ、畑や緑が身近にあり、自然の豊かさを日常の中で実感できます。引っ越してきて1年ちょっとになりますが、この街がかなり気に入っています。

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